朝日新聞1月4日付『天声人語』欄への手紙での問い合わせに対し、朝日新聞社広報部より返信がありました。

 レインボー・アクションメディア対策チームでは、2012年1月4日付朝日新聞1面『天声人語』欄の記述において朝日新聞同欄担当者宛に書面で下記の問い合わせを行いました。

 それに対して2月2日に朝日新聞社広報部より、返信がありましたので公開させていただきます。なお、当該記事については「朝日新聞デジタル」で有料コンテンツとして配信されているため当ブログでの掲載は見合わせます。同サイトあるいは新聞バックナンバーで御覧ください。


天声人語欄担当者様

 寒さが厳しく、世情も厳しい当節、皆様方におかれましてもお忙しくお過ごしのことと拝察申し上げます。

 さて、私どもレインボー・アクションは主として東京在住者によるセクシュアル・マイノリティ(性的少数者、LGBTなどと省略することもあります)の社会活動団体です。セクシュアル・マイノリティには同性愛者や両性愛者、トランスジェンダー(その中には性同一性障害として傷病化されている人々も含みます)、 性分化疾患など、既存のジェンダー秩序(男女を二分し異性愛を前提とする規範)に沿うことができない多様な人々がいて、その数は人口の5%から15%ほどではないかと推測されています。

 1月4日付天声人語を拝見し、ご説の内容には大きな異論はないとしても、文中の一部表現に関しまして、セクシュアル・マイノリティ当事者をいたずらに傷つける表現になっているのではないかと危惧しております。

 セクシュアル・マイノリティにとっては、男女が引き合うことは「自然の摂理」ではありません。そう言い切ると自身の存在そのものを否定しなくてはならない場合があります。また、同性愛者にとってはこのような言われ方で望まない異性婚を陰に陽に強いられてきた長い過去がありますし、トランスジェンダーで性別適合手術を受けた異性愛当事者は、婚姻ができても新たに子を設けることができません。

 今回「男女が引き合うことは自然の摂理」という表現をお使いになったことに、私たちは大変残念な気持ちを抱いております。セクシュアル・マイノリティの人々の人権をも尊重した表現をしていただきたく、私たちはここに抗議を申し述べるとともに、御社ではこのような事態の再発を防ぐのに役立つような研修などの策を講じていらっしゃるかどうかをお尋ねしたいと存じます。

 とは申しましても、近年は先進各国においては同性婚や同性パートナーシップを保障する立法化が進展し(貴紙1月19日「ひと」欄 同性愛を公表する大阪・神戸アメリカ総領事パトリック・J・リネハン氏記事を参照下さい)、養子縁組や最新医療によって新たに子を授かり育てるカップルが増加しています。日本でも同性婚や同性パートナー法が成立すれば、セクシュアル・マイノリティの一部も少子化を押しとどめる勢力のひとつとなるのです。

 どうぞ今後はそうした状況に近づけるための当事者や支援者のさまざまな取り組みをご支援いただければと存じます。


1.「男女が引き合うことは自然の摂理」という表現は必要なものであったか。適切なものであったか。御社のお考えをお聞かせください。
2.上記の表現が不適切であるとお考えの場合は再発防止策としてどのようなことをお考えかお聞かせください。

 上記、お問い合わせ申し上げます。なお、誠に勝手ながら、2月6日までにお返事を戴けますと幸いです。また、この質問および御社からの御回答は私どものサイトに掲出させていただきたく存じます。

 ご高配賜りますようよろしくお願い申し上げます。

レインボー・アクション 代表 
島田 暁

http://www.rainbowaction.net/

(本件担当 小澤かおる)


【朝日新聞社からの回答文】

2012年2月2日
レインボー・アクション代表 島田 暁 様
朝日新聞広報部

拝啓
 1月4日付の弊社コラム「天声人語」について、担当者宛のお手紙をいただきました。対外的な窓口の広報部よりお答えします。

 当コラムの主旨は、「交際している異性がいない」と回答した独身(18~34歳)が男性で61%、女性で50%と過去最多を記録し、交際相手がいない男女の半数近くが「特に異性との交際を望んでいない」といった国立社会保障・人口問題研究所の調査結果を引用しながら、その背景について「雇用、年金、環境と、若い層の漠たる不安」が鮮明になってきたことがあると指摘し、行政に対して、少子化を嘆く前に、人々が子どもを産み、育てたいと思えるような政策を打ち出すべきだと訴えたものです。

 お尋ねいただいた「男女が引き合う自然の摂理」という表現は、愛し合うことの大切さを伝えようとしたものです。決して、セクシュアル・マイノリティーの存在を否定しているわけではありません。
 ただし、「摂理」という言葉には、「法則」のようなニュアンスが含まれていることも確かです。いただいたご指摘は真摯に受け止め、今後の取材、執筆に生かしたいと考えております。
 ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

敬具


 レインボー・アクションメディア対策チームでは、回答をお寄せいただいたことに関しての感謝を伝えるとともに、回答内容に関しての更なる意見を伝えるべきか、議論を行なっているところです。


レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。

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レインボー・アクションの活動はカンパで運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、デモ開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

第1回Xラウンジ開催報告。「話されたこと」「今後の方針」

 2012年01月21日(土)にレインボー・アクションでは第01回Xラウンジを行いました。今回の参加者は11名でした。レインボー・アクションの活動に初めて参加される方もいましたが、参加者各々の性自認・身体的性別についての捉え方を知るいい機会になりました。

 Xラウンジに参加したメンバーとの話の中で「Xラウンジで話したことをブログで公開してはどうか?」という提案があり、第01回からXラウンジで参加者が話したことをほんの一部ですが公開することになりました。
今回は、テーマに沿って参加者各々の考えを話す形式にしました。

 第01回で話されたことは以下のことです。

①性自認・身体的性別は何と捉えているか?(テーマ以外の話もある)
・性自認と心の性が一致することが理解できなかった
・(性役割に関して)お茶汲みは女性の役割
・(性役割に関して)1950年代、60年代の女性は割烹着というイメージ
・性自認で混乱した
・男性で生まれた人は性別に関する不満のはけ口が女性で生まれた人より多い?
・女性の体で生まれて、男性器が生えて男性に成長すると思った人がいる
・MtFの人の多くは埋没することを望む(「社会から隔離された空間」にいることを否定するため、「女性として社会に溶け込もうとする」傾向の人が多いのではないか)
・社会は、MtFやMtXよりもFtMやFtXの方が顕在化しやすい構造になっている
・男性性を無くすことをしてきたことで女性に見られるようになった人がいる
・Xラウンジの参加希望者はMtXの人よりFtXの人の方が多い
・男性として生まれた人には「非日常的」な場(女装をさせてくれる店など)に性別違和に対するそのはけ口が存在する

②今後の方針
・必要のない性別表記を無くすための活動をする
・パフォーマンス的に行う(東京で行われるセクシュアルマイノリティのパレードにXラウンジが参加)2012年に2回(4月、8月)
 パレードに参加する際は、性別が判断できない格好をする(ドレスコード)
・問題が起こったらこの会で共有し、対策を考える
・新しい基準を作る(かっこいい、かわいいとか)
・Xジェンダーについてのイベント行う
・ワークショップを開催する
・Xジェンダーであることを公表してセクシュアルマイノリティに関する活動を行っている人を探す
・性別二元論の考え方が強い人とバトルトーク

 次回のXラウンジ開催日は、決まり次第お知らせします。

 Xラウンジに参加希望の方は、レインボー・アクションにメールでお問い合わせください。
●メールアドレス:rainbowaction.net@gmail.com

 Xラウンジは、参加される個々人の性自認・身体的性別・性的指向は限定しません。誰でも参加できます。

濱川敦材(Xラウンジチーフ)


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第6回主催イベント『セクシュアル・マイノリティが、より働きやすい職場とは~ダイバーシティの切り口から考える~』参加申し込み受付中

レインボー・アクション第6回主催イベント
『セクシュアル・マイノリティが、より働きやすい職場とは~ダイバーシティの切り口から考える~』

 就職した後、人生の多くの時間を過ごす事になる職場。しかし、その職場でセクシュアル・マイノリティであることを周囲に伝えることができる人はどの位いるのでしょうか?

 セクシュアル・マイノリティはどこにでも一定の割合でいると言われています。ということは、職場にも、もちろんいるでしょう。それがこんなにも目に見えないのはなぜなのでしょうか?

 レインボー・アクションではこの度、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティにとって、より安心して働ける職場づくり」を目指して、職場のセクシュアル・マイノリティの問題を考えるプロジェクトを立ち上げます。

 このプロジェクトの準備のために、市民、企業向けに、セクシュアル・マイノリティの立場から調査・講演活動を行っているコンサルタントの方を囲んで、勉強会を行います。

 この問題には、現在多くの関心が寄せられており座席に限りがございますため、今回は事前申し込み制とさせていただきます。

 カムアウトしても/しなくても、より安心して、気持ちよく働くことができる職場をつくるために、どんな事ができるのでしょうか?
一緒に考えてみませんか。

【スピーカー】
●MAKさん<虹色ダイバーシティ(準備中)発起人>
・・・企業、一般向けに調査・講演活動を行うダイバーシティ・コンサルタントとして2011年から活動中。

【司会】
●島田暁
・・・レインボー・アクション代表。映像作家。

レインボー・アクション第6回主催イベント
『セクシュアル・マイノリティが、より働きやすい職場とは~ダイバーシティの切り口から考える~』

2012年2月18日(土)
13:45開場/14:00開始-16:00終了
◆会場: パフスペース
・・・東西線早稲田駅徒歩2分

http://pafspace.com/riyou/riyou-3.html

◆入場料:1000円(事前申し込み制:定員20名)
◆主催:レインボー・アクションイベントチーム
◆参加お申し込み・お問い合わせ:rainbowaction.net@gmail.com
・・・「2/18イベント参加希望」とタイトルに付け、お名前(ハンドルネーム可)と
確認連絡用メールアドレスをお書きください。
※参加者の決定は先着順とさせていただきます。
※会場にはお手洗いが一つしかありません。また、靴を脱いでご入場頂くことになります。何卒ご了承ください。
※バリアフリーに関してはメールにてお問合せ下さい。


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『銀のさら』CM dog篇について、広報担当者に改めて質問状を送付いたしました。回答の公開は少し遅れます。

  こちらの記事こちらの記事にてお知らせしました『銀のさら』CM「dog篇」につきまして、続報です。

 レインボー・アクションでは株式会社レストラン・エクスプレス社長様宛に1月1日付の内容証明で質問状を送付いたしましたが、こちらの記事を公開した翌日にあたる1月12日に広報担当者からいただいた電話連絡では、担当者の元にまだ届いていないとのこと。担当者の方が希望なさったため、広報担当者宛に再度、郵送にて質問状を送付させていただきましたので、返信は少し遅くなる見込みです。

 返信がありましたら、既に確約させていただいたとおり、その文面をこのブログで公開させていただきます。


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第1回Xラウンジ、1月21日(土)17:30から開催。参加をご希望の方はご連絡ください。

 “自分の性別は男でも女でもないと思っている人、自分の体が女の体か男の体かはっきりしない人”たちは、世の中にたくさんいると思います。
しかし、そういう人々が集まる機会はなかなかありません。

そこで
・自分の性別は男でも女でもないと思っている人
・自分の体が女の体か男の体かはっきりしていない人
・女か男かで人を分ける考え方が合わない人
・そうした人たちと交流したい人たち
で集まってみることになりました。

集まった人たちで世の中に対して何ができるかを考え、行動しませんか?

第1回Xラウンジ
日時:2012年1月21日(土)17時30分~20時30分
会場:東京23区内のレンタルスペース

Xラウンジは・・・
自分の性別は男でも女でもないと思っている人、女の体か男の体かはっきりしない人たちが中心となりますが、
個々人の性自認や性的指向は限定しません。

参加希望の方は、レインボー・アクションまでメールをお送りください。
メールアドレス:rainbowaction.net@gmail.com

ご参加お待ちしています。


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『銀のさら』CM「dog篇」について、株式会社レストラン・エクスプレスに質問書を提出し、回答を待っているところです。

 こちらの記事こちらの記事にてお知らせしました『銀のさら』CM「dog篇」につきまして、感想や放送状況調査にご協力下さいました皆さま、ありがとうございました。

 レインボー・アクションメディア対策チームでは、同CMの制作と放送の真意を知るべく質問書を内容証明で1月1日に、株式会社レストラン・エクスプレスに送付しました。質問書には既にブログで公開しているレインボー・アクションのCM解釈と問題点・疑問点、二次的な影響を明記しています。企業理念と合致しているのかどうかの指摘、さらには再発防止策の提案も付け加え、13日までに回答いただけるようにと記して送付しました。

 また、年明けには広報担当者から電話連絡があり、レインボー・アクションからの質問書にお応えいただき、回答の全文を当ブログにて公開させていただくことを確約しました。従って近日中にこちらで公開させていただきます。

 なお同CMのテレビ放映は、当初の予定通り昨年末で一旦打ち切っているそうです。年始の繁忙期に入る前までの放映だということが当初より決まっていたそうです。

 また動きがありましたらご報告いたします。今後の再発防止に繋がるような誠実なる対応をしていただけるよう期待しています。回答内容を見た上で、レインボー・アクションメディア対策チームとしての今後の動きは検討します。


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「わたしたちが使える人権機関を!2.1市民集会」と「2.2院内集会」にレインボー・アクションが人権NGO団体の一つとして参加。セクシュアル・マイノリティの人権侵害解決に繋がる国内人権機関の設置を求めるアピールを行います。

 レインボー・アクションの有志メンバーは昨年末より、国内人権機関設置に関心のある複数のNGOが集まった実行委員会のミーティングに参加してきました。

 法務省の外局としてこの春に設置されるかもしれない国内人権機関。民主党が通常国会に提出する予定の設置草案には、国によって行われている人権侵害への規制が目的に含まれないなど、民間の人権NGOにとっては「活用できない」ものです。

 たとえば、社会の構造そのものが「公的には居ないこと」にし続けている場面が多いということから様々に差別的状況に置かれ続けている「セクシュアル・マイノリティ」の人権侵害を解決することには、まったくもって繋がりにくいものです。

 セクシュアル・マイノリティの問題に限らず、女性や外国籍住民、障害者、入管収容者その他の社会的マイノリティの人権侵害は、社会の構造そのものが引き起こしている問題でもあります。どうしたら無くしていくことができるのでしょう。そのためには、どういった人権機関が日本にも必要なのでしょう。2月1日の市民集会と、2月2日の院内集会で、さまざまな当事者団体と支援者がアピールし、参加者とともに考えます。ぜひ、ご参加ください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

わたしたちが使える人権機関を! 2.1市民集会

日時:2012年2月1日(水)午後6時開場 午後6時30分開会
場所:文京区民センター3A会議室
(都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅A2出口徒歩2分
東京メトロ丸の内線「後楽園」駅4B出口徒歩5分)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

 人権機関は、人権侵害を解決し、人権教育を行うなどの役割を持つとされています。こうした機能を持つ人権機関は世界100カ国以上にありますが、日本にはまだありません。そのため、私たち人権NGOは当事者を実質的に救済できる人権機関を作るよう、ずっと求めてきました。

 政府は春先にも、人権機関を設置するための法案を提出する予定です。しかし、その提案内容を見ると、人権侵害を受けてきた人びとが求めてきた機関になるとは思えません。

 人権機関を必要とする私たちが本当に望む機関とはどのようなものなのか、改めて話し合う場を持つことにしました。ここで話し合った結果は国会議員にも伝える予定です。ぜひご参加ください。

◎集会プログラム
1.こんな人権機関が欲しいー集会実行委員会から
(東京経済大学教員 寺中誠さん)
2.当事者・支援者の声
・女性 ・外国人 ・障がい者 ・セクシュアル・マイノリティ ・差別発言 ・朝鮮高校無償化排除 ・入管収容者 ・戸籍差別 ・被差別部落 など
3.会場からの発言・討論
4.まとめ&院内集会にむけて

◎参加費 500円
◎ノートテイクの必要な方は事前にご連絡ください。地下鉄駅から地上へのエレベーターはシビックセンター内からなので、交差点を渡ることになります。会場にはEVあり。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2.2院内集会 こんな人権委員会は要らないーわたしたちが使える人権機関を!

日時:2月2日(木)午前11時30分~午後1時30分
場所:参議院議員会館101会議室
参加費:無料(当日11時より会館入口で通行証を配布します。)

■主催:集会実行委員会
■連絡先:TEL 090-8485-6614
■e-mail:jinkenkikan@gmail.com

■実行委員会参加団体(順不同)
国内人権機関と選択議定書を実現する共同行動
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
石原都知事の女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会
レインボー・アクション
スペースアライズ
I女性会議


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